写真展と映画

2017.06.22 Thursday

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    話題のソール・ライター展に行って来た。作品も良いのであるが、一線からすっと去り、好きなことをやり続けたライフストーリーにも、そして彼の写真への言葉にも賛辞が向けられているようだ。どちらも素敵だと思うし、日本の俳人のような佇まいを持つ作風にも好感が持てた。どう生きたか、と、何を作ったかが離れていない信頼感は、老けた印象になりやすいが、そうでなかったのには、興味深かった。いつものようにポストカード1枚だけを求めて退去。その直後にウォン?カーウァイの花様年華のリバイバルへ。こんな内容だったかな、と初めて見るかのように楽しめたのは良かった。男と女を先を急がずに描くのは、僕の現実感とは違う恋の揺らぎと諦念があって、途中寝てしまったのに、しっかりと余韻が残った。恋はそのものとして仄かに死臭があるのだな。その死に捕まる時に恋は終わるのだ。だから恋する者はいつも何かから逃げている。若いうちは体力で、老いれば思考を頼るが、ジリ貧の体力を結局は削って。ラストシーンが眩しくて美しかった。
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