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2017.07.27 Thursday

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    浅間山に日は沈む

    2017.04.17 Monday

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      写真集の撮影で軽井沢に来ている。季節が少しだけ遅く、桜はまだ咲いていない。今年二度目の春の始まりである。この朝に被写体の方が東京から新幹線に乗ってやってくる。昨日はロケハンに暮れた。中軽井沢、旧軽井沢を中心に見て回り、日没頃に星のや軽井沢の裏手の山から日没を眺めるタイミングとなった。浅間山はいい。日本でも好きな山の五指に入る。大らかでゆったりとした構えは、活火山であることをしばし忘れさせる。懐深くに熱いマグマを抱いているとは思えない落ち着きがある。次の予定が控えていたので、存分に夕日見物とはならなかったが、良いものは瞬時に染みるものだから、惜しくはなかった。太陽の力、大地の力、大きな二つの力を染み込ませたあとで、ハルニレテラスにある川上庵本店での蕎麦と相成った。ドライバーの方に信州と播州のつながりなどを話していただきながら、母方の祖母が信州の血筋であることを思い出していた。僕がまだ関東に暮らしていた頃の夏には、蓼科に滞在していたものだから、信州とはそれなりの縁もある。暮らしを放っておけば、地縁というのは繋がったり、見つけられたりするものだ。それは常に移動するような職を持たなくても、人は人を通して、それぞれの土地と繋がる。ならば、それは星々との関係にまで感覚を広げられもできまいか。太陽の光を見ることで、僕は太陽と地縁を結び、金星を見ることで、木星を見ることで、それらを腹の内にしまうことができる。それを結びつきと呼ぶのは突飛すぎるろうか。浅間山は美しく、太陽は美しく、そしてそれを眺める人もきっと美しい。美しさというものは、すべての故郷だ。

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