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2017.07.27 Thursday

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    東横線から

    2017.04.15 Saturday

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      自由が丘に行ってから、渋谷に戻り、マークシティーでの約束へ向かった。しかし、である。ものすごい人ごみに行く手を塞がれた。週末のせいであろうか。とにかく能のにじりより歩きみたいになってしまい、なんとも歯がゆい。しかししかし、これも東京名物かと思えば、なかなか味わい深い物でもある。参加型見物とみなして楽しむことにした。周囲の人々には外国人も混じっている。天守閣から下界を見たわすように視線をぐるりとやれば、人々の表情は案外固くはない。これが都会人の日常なれば、さもありなん。諦めきってもぬけの殻の体をなすわけでもなく、こんなもんでしょ、といった余裕が感じられる。ふむふむ、自分も東京人であった頃にはこうであったような、などと記憶をたぐるが、そんな記憶はない。随分と素早い適応進化だと感心する。記憶といえば、東横線は昔は地上にあったような。そうそう、246に架かる歩道橋からホームが見えていた。夕刻、仕事を終えた人々が西陽に照らされる姿は実に哀愁があって良かった。そうか、君はもういないのか、地上の東横線駅。地下に潜伏するに至った経緯はまあ察しがつくが、潜伏されたおかげで、えらい遠回りになった。が、そんなことを今更語る人も絶えたことだろう。もう随分と前になるから。人ごみをようやく抜けると、井の頭線と書かれた看板づたいに、どうにか地上に出る。目の前にマークシティーが現れる。地下の人から地上の人になった。空気、空気、という感想を持つ。やはり地上はいいものだ。流しそうめんレールのように長いエスカレーターがベルトコンベアごとく人間という製品をマークシティーへと上昇降下させている。壮観な絵だ。その列を避けてエレベーターを使う。なぜかこちらは空いている。僕はいつの間にか抜け道を歩いていることが多い。

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      2017.07.27 Thursday

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