ヤギの微笑み

2017.02.15 Wednesday

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    バスケをしようと近所の小さな公園に行く途中で道を間違え、ヤギに出くわした。沖縄ではヤギなど珍しくないが、スマホを持って歩み寄ると、二頭のヤギは途端にせわしなく頭を上下させて、網の間で暴れ始めた。ああ、エサだなと思い、周囲にある柔らかそうな草を与えると、貪り食べた。かわいいものだ、と頭を撫でたり声をかけたりしていると、雰囲気が犬に似ていることに気づいた。もう何度も同じ思いを経験しているから、次は犬ではなくてヤギを飼おうかと思案をしていると、ヤギの住む敷地にポロポロとチョコボールのような糞が散乱しているのに目がいった。ヤギを飼うということは、庭でごろりと横になる時も気が気でなくなるのだな、と思い、しかし、草刈りの手間は省けるな、とも思い、天秤に掛けてしまうのだった。メリットデメリットなどというのはヤギの語感に合わないななどと思いを脇道にそらしつつ、では写真でも撮ってみようかとスマホでカシャカシャやり始めると、ヤギはいたって素っ気ない。カメラ慣れしているのか、そもそも全く気にならないのかが、分からない。動物の写真は、かつて旭山動物園写真集なるものを作っただけに、自信があったが、どうも目の前のヤギとは波長が合わないのか、うまく撮れない。こんなはずではと本気を出そうとしたら、その圧を暑苦しく感じたのか、素敵な微笑みをちょこっとだけくれた。もちろん当方プロである。それを撮り逃すことはなかった。もちろん微笑み感知モード的なのは不使用である。写真はまあまあだが、こういう微笑みをするじいさんになりたいかといえば、そうでもない。

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    コメント
    一気に読ませられて・・・・最後のおち!!!!!笑
    • by ヴィヴィアン
    • 2017/02/15 12:38 PM
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