きいろ
2017.01.10 Tuesday
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黄色が気になっている。ヒマワリや菜の花が青空を背にして揺れるさまに、心が揺れるし、自然の風景の中で目に馴染んだその色は、見るだけで晴れやかになる。地下鉄のホームから銀座線の車両に向かい合う。つるりとした塗装は清潔で、しばらく見とれてしまった。地下の暗闇を突き抜けて走り、駅での停車時間にだけそのきいろを見せてくれる。子供達はきっと路線によって違う車両の色にワクワクするのだろう。そう、色というのは小さな体に何か大きな影響を与えていたように思う。色に胸を高鳴らせ、心が躍る。僕たちはある時期それを繰り返して、心の奥に、気持ちの奥に、転写してきた。色は親でもあり、兄弟でもあり、友人でもある。銀座線のきいろは綺麗だ。僕は今日のはじまりにその色を携えて、改札へと階段を登っていく。
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- by かぴこ
- 2017/01/10 8:55 PM
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私も色を携えて、笑顔でいこうと思います。