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2018.08.20 Monday

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    岡山の肉

    2017.05.16 Tuesday

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      久しぶりに肉を堪能した。岡山にて。フードカルチャー誌RiCEでの連載47味の取材で岡山に訪れている。この連載は、各地の郷土料理を訪ねて全ての都道府県を食べ巡るというシンプルなもので、それこそ旨いものばかりを食らうという贅沢な企画である。僕は基本ベジタリアンなのだが、お呼ばれや、会食などでは、なんでも美味しくいただくことにしている。昨夜は岡山市街の「すし亀」さんに寄らせていただき、さあ地魚を!などと気合みたいなものを入れてカウンターに座っていたのだが、そこに差し入れと共に現れた「肉のふくいけ」店主から勧められるままに、寿司屋で肉を堪能する好機に恵まれた。店主である福池さんは、ドイツでの肉の世界大会(呼び名は不正確)で金メダルを5つも獲得した勇者である。その仕事ぶりを舌で確かめることに相成ったわけだが、その受賞作たちであるソーセージ、ベーコンの旨いこと、旨いこと。のけ反ることさえ控えたが、ソーセージの中にモッツァレラチーズを入れたモッツァレラヴルストは、鼻からTKOである。そして、こう言っちゃおしまいなのだが、何でも旨い。福池さんの肉に賭ける情熱、時間、愛、などなどが、そこに腸詰めされていて、甚だ感心した。選りすぐりの地元産の牛、豚、鶏、をしっかりと受け取り、それをしっかりと作り上げる。まだ続く旅の道中だけに買い求めることは後日に回したが、久しぶりにお取り寄せを口にした。さらなる地元産として、豚珍甘(トンチンカン)と、最古の蔓牛とされる千屋牛をも締めにソテーでいただき、寿司屋でよもやの肉祭りとなった。だが、寿司屋のすし亀さんでいただいた、岡山ばら寿司の旨さも忘れてはいけない。二代目小亀さんの人柄は先代譲りか、居心地の良さと美味しさは、次回を思い描かせた。ただいまと言って暖簾をくぐろうではないか。女将の自慢である茶碗蒸しも絶品であった。チーズが入っていて洋風なのである。これらのことは、RiCE次号にて。岡山に、肉のふくいけ、すし亀、ありと心に貼った。

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