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2018.08.20 Monday

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    薔薇の名前

    2017.05.12 Friday

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      ショーン・コネリー主演の映画「薔薇の名前」。修道院が舞台の重々しい映画であるが、詳しくは覚えていない。主催する瞑想ワークショップへと代田橋で下車して歩いていると、道が交差して作った中洲的な一画が花壇になっていて、黄色いバラが咲いていた。遅刻気味だったのだが素通りできずに数枚撮った。7のポートレイトモードで背景をぼかして。見事な咲ぶりだが、場所が中洲なので、しっかりと眺められることは少ないであろう。人目を集めていない動植物には特有の野生の兆しがあって、それは町にあって異物として僕に察知される。人目というのは、対象を変質させてしまうので、本来のものを見たければ、人から離れた場所に行くのが手っ取り早いが、実は死角にもそれはポツンとあったりする。見えているが、気づかれていないものたち。彼らは発見されることを待ちわびることなく、巡り合わせに抵抗することもなく、ただそこにあるように見える。これらのことは、花のことではなく、僕の感じ方に過ぎないのだが、考えることは時にうっとおしい。黄色い薔薇に習ってただ揺れている今日でありたい。
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