高速バス
2017.05.09 Tuesday
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沖縄中部の自宅から那覇空港へは高速バスを利用している。1時間弱の読書はありがたいし、書き仕事も進められるので重宝している。時々かまいごとから目を離して車窓から亜熱帯の風景を楽しむことだってできる。視点の高さと緩めのサスが、ならではの揺れを浮遊感へと高めては、日常からの離脱を促す。ああ僕はこれから一旦暮らしから離れて、出張へと向かうのだなと。席は最前列、運転席とは違う側が理想で、船の帆先を感じては、映画タイタニックを思い浮かべたりもする。相席になることも多く、ちらりと会釈を互いに交わして座った直後の、ちょっと恥ずかしい感じもいい。バックパック、カメラバック、スーツケースというお決まり三点セットをよいしょと積み込みホッとする瞬間もいい。高速バスっていいなあ。僕は7時台に乗ることが多いから、高速を降りれば、人々の1日が動き出すのも眺められる。みんな眠たげで重そうで、それらがなんだかいいなあと思う。さて今日も楽しく無事でありますように。
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