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2018.08.20 Monday

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    今帰仁で今年初海水浴

    2017.05.04 Thursday

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      梅雨前の沖縄。晴天日を狙ってヤンバルへと北上し、今帰仁の海に入った。ぶるるっと冷たかったが、すぐに慣れて透明な水の中を楽しんだ。河川のそれと違って、海水は肌当たりがマイルドで、塩分のためだろうが、とろりと感じる。そのとろりに包まれて、なぜか貝殻集めに興じた。名は分からないが、小さくて縞々なのを4つ見つけて、海パンのポッケにしまった。男だって、たまには貝殻に惹かれてしまう時もある。今日がその時、年甲斐もなく、目を凝らしてビーチを歩く様は、大型の水鳥、例えばアオサギのようであった。しかしもって、沖縄の海は改めて美しい。ただ透明度のことを言ってはいない。どことなく漂う陰の気配がその美しさのベースにあって、その陰から見るような陽の輝きとのコントラストが、刹那を薫らすのだ。そして僕は、沖縄の海の美しさに目眩がするたびに、何も守るまい、どんどん手放していこうと、妙な気概を得る。美しさにさえ縛られずに、全てを微笑みながら見送っていこうと。今日の喜びは今日のもの。明日へ持ち越そうとせずに、置いていこうと。さらば美よ、今よ、である。沖縄の海は、さようならの海だ。
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